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「瀬戸内さざなみ街道」国道185号を三原市街から竹原方面へ。しばらく走ると幸崎(さいざき)のランドマークともいえる大きなドック(造船所)が見えてきます。この辺りが、三原市の幸崎エリア。「瀬戸内さざなみ線」JR呉線では、三原駅から2つめの停車駅です。

ふとんだんじり

「能地春祭り(ふとんだんじり)」は、この三原市幸崎能地・常磐神社の春祭り。漁師町として栄えたこの街で、その年の豊漁を願う勇壮な祭りです。ふとんだんじりは、別名「ふとん太鼓」ともいい、神社の祭礼で担がれる大型の太鼓台のことをいいます。このふとんだんじりのなかには、化粧をして着飾った「神童」が乗り込み、太鼓を打ち鳴らします。能地春祭りの見所は、常磐神社と町の氏神である幸崎神社の間を渡御する神輿を挟む、4つのだんじりが激しくぶつかり合う様です。この勇壮な祭りが行われる由来は、常磐神社の神様が、争いごとを好むということ、また、この練り合いの激しさは、渦潮に乗る船の様子をあらわしているのだそうです。一見、だんじりと豊漁祈願のイメージが結びつきませんが、このような背景を知れば「豊漁祈願の祭りならでは」と納得できますね。

瀬戸内漁業の発祥の地といわれる、幸崎エリア

幸崎エリアは、古くから漁業が盛んな場所として有名で、日本書紀にも記述があり、瀬戸内漁業の発祥の地ともいわれています。かつて幸崎の漁民は、「家船」という船で一年の多くを漁をしながら過ごしていましたが、この時期には各々が故郷である幸崎に帰り、この祭りに参加したといいます。能地春祭りは、どんなに遠くまで漁に出ていてもこの祭りを思い出し、毎年故郷に帰る。そんな故郷との結びつきの役割を果たしていた祭りなのかもしれません。

勇壮な祭りの醍醐味と、故郷とのつながりを感じに、1度出かけてみてはいかがでしょう。

◾︎ 能地春祭り「ふとんだんじり」

開催日時:2015年3月21日(土)、22日(日) ※スケジュールは三原市ウェブサイト内ページをご覧ください。

 関連情報

・幸崎へ行く途中にある立ち寄りスポット JR瀬戸内さざなみ線(JR呉線) 無人駅「須波駅」のノスタルジックな世界

・遊漁船がある幸崎漁港 http://www.mihara-kankou.com/sightseeing/653

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