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お正月休みが終わり数日経つと、街中から少し離れた田んぼの中にそびえ立つ稲わらでできた「とんど」を見かけます。子どものころはよく、お正月の注連飾りや昨年買ってもらったお守りを持って走っていったものです。友だちと季節外れのキャンプファイヤーを見られるような、わくわくした気持ちで立ち上る炎や煙を見つめていました。

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さて毎年の恒例行事「とんど」ですが、これはそもそもどのような意味を持つ行事なのか?と気になり、調べてみました。この広島県三原市周辺独自の風習だと思いきや、日本全国で見られるものだそう。ただし各地で呼び方が異なるということで、「私の出身地でもお正月を過ぎた頃、”どんど焼き”という恒例行事があるけれど、まさか三原で見るとんどと同じ起源の風習だとは思わなかった」と関東出身の人が話していました。とんどの形も異なるようです。

そしてこの「とんど」は、神迎えの依り代としての役割を果たした注連飾りや門松などを燃やし、炎と煙とともにご歳神を再び天にお送りするために行われます。この炎で焼いたお餅などをいただく、または注連飾りなどの灰を持ち帰り自宅の周囲にまくと、その年の無病息災を叶えられると言われています。

かつては正月15日の小正月に行われていた「とんど」ですが、成人の日が1月15日から1月の第2月曜日に変更されたため、この付近に実施する地域も多いとのことです。お住まいの地区の「とんど」を見かけたら、一年の無病息災を願うのも良いかもしれません。

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また、三原で「とんど」といえば忘れられないものがもう一つ。三原の代表的な祭りの一つである神明市でも「神明御山」という大とんどがJR三原駅前にあらわれます。今年(2015年)の神明市は2月6日(金)、7日(土)、8日(日)の開催予定。備後路に春を告げる風物詩の祭りのシンボル・大とんどが楽しみですね。

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