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「三原のおやつ」と聞いて、みなさんはどんなものを思い浮かべるでしょうか。

マスカットの旬の時期、夏の贈り物として大人気のあのお菓子? それとも冷やして食べるパンでしょうか? 老舗のパン屋さんの定番パンもあるし、初恋の名前がついたプリンもあります。

それ以外には?どんなものがあるでしょうか。どうぞ「三原にはそれくらいしかないよ」なんて言わないでくださいね!市内にはお菓子屋さんやカフェなど、「おやつ」に関連するお店が約60店舗あるんです。この数が多いのか少ないのか、ちょっと興味があり調べてみました。市内のお店数を人口数で割り「人口一人あたりのおやつ店舗数」を計算してみたところ、三原のお店数は広島県内でも多いのです。(※インターネット等で調べた市町のお店数と人口で計算したものですので、必ずしも正確なデータではありません)

なぜ多いのでしょう。単なる偶然?たまたまでしょうか?これで片付けてしまうのはもったいない。三原のおやつ文化を、「2つの城下町」と「瀬戸内の交差点」というキーワードから紐解いてみたいと思います。

さて、まずは「2つの城下町」というキーワード。これはどんなものなのでしょうか。

三原といえば「三原城の城下町」です。これをきっかけにまちが発展を始めました。城下町ですから、たくさんの人や物があつまり当時は大層にぎやかだったことでしょう。三原城を築城する際に、お城の周りにはたくさんの寺社が勧請されたこともあり、茶道をきっかけに、喫茶文化が発展する種が撒かれたのかもしれません。

時代は移り近代になると、今度は大手企業の工場が立ち並び日本の経済成長を支えた「企業城下町」としての発展が始まります。雇用が生まれ、都市部から三原への出張で来る人も多かったこの頃、手みやげや打ち合わせ等でお菓子屋さんや喫茶店の需要が大きかったということです。

そして「瀬戸内の交差点」というキーワード。

かつて四国から本州に渡るのに、船しか手段がなかった時代のことです。ここ三原港からは数多くの船便が発着していました。そして三原港とJR三原駅間は、徒歩で約5分の利便性。往時の賑わいは、毎日「神明さん」の時のような人出だったそうです。船を待つ間にお茶を飲んだり、ここでも手みやげの需要があったりと、昔から三原のまちでは「おやつを求められるシーン」が多かったのです。

こうして発展してきた三原のおやつ文化は、今でも作り手の創意工夫によって、おいしい発展を続けています。

これをもっと外に向けて発信していこう!という動きが、この春始まった「三原おやつさんぽキャンペーン」です。この詳しい内容を、改めて取材したいと思いますのでお楽しみに!

「ちょっと遠出のさんぽと、おいしいおやつを楽しめる街 三原おやつさんぽキャンペーン」

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